生命力あふれ蝶のように可愛らしい葛の花✿甘い香りの自然の恵みを暮らしに添えて楽しむ、毎日に彩りと癒しを葛で始めてみませんか?
基本情報
🌸 名前:葛(くず)
🌸 学名:Pueraria lobata
🌸 科名・属名:マメ科・クズ属
🌸 別名:裏見草(うらみぐさ)、ウマノボタモチ、ウマノオコワ、くずかずら、グリーンモンスター、グリーンスネーク
🌸 英名:Kudzu
🌸 開花時期:7〜9月頃
🌸 原産地:中国、日本
葛の特徴
🌸 花の色:赤紫色
🌸 花の形:蝶形花(マメ科特有の花)、藤の花に似ている
🌸 花径:1〜2cm前後
🌸 花序:一本の茎にたくさんの花が並んで下から上に順に咲く(総状花序)
🌸 葉の形:3枚の小さな葉がセットになって大きな葉に(三出複葉)
🌸 草丈:つる性で10m以上に伸びる
🌸 香り:グレープジュースのような甘くやわらかな香り

葛の花言葉
🌸 根気(Perseverance):
刈り取られても、根からすぐに再生するほどの生命力から
🌸 治癒(Healing)・活力(Vitality):
弱った体を助け、漢方薬として利用されてきたため
🌸 快活(Cheerfulness)・芯の強さ(Inner strength)努力(Perseverance):
荒れ地でも力強く生育する生命力を持つため
葛の由来・伝承など
🌸 学名「Pueraria」は、19世紀のスイスの植物学者マルコ・プエラリに由来
🌸 和名の「葛」の由来は、現在の奈良県である大和国吉野川上流の国栖が葛粉の原産地という説、国栖の人々が葛を売り歩いたことによるという説があります
🌸 別名の由来:
🌸 裏見草:葉の表と裏で色が違い、裏側の葉は毛が生えて白みを帯びて輝くことから
🌸 ウマノボタモチ、ウマノオコワ:葛の葉を馬が好んで食べることから
🌸 くずかずら:葛の別名で、つる性の植物の総称
🌸 グリーンモンスター・グリーンスネーク(海外):生命力の強い葛が繁茂し、建物や空き地をあっという間に覆い尽くし、駆除が困難なことから
🌸 中国では薬用植物として古くから親しまれ、漢方薬「葛根湯」に用いられる
葛の歴史・文化・風景との関わり
🌸 秋の七草のひとつとして万葉集や和歌に多く詠まれる秋の代表花
🌸 葛布(くずふ)や葛粉として古代から利用
🌸 葛切り、葛餅、葛饅頭、葛焼き、など、葛の根のでんぷん(葛粉)を使った和菓子は古くから親しまれてきました
🌸 家紋や装飾にも登場するなど、日本文化と深い結びつき
葛の味と食べられる部位
🌸 食べられる部位:花・根(葛粉)・若葉・つる
🌸 根:漢方薬(葛根)、他の生薬と合わせて葛根湯。デンプンは葛粉として和菓子に
🌸 花:葛花(かっか)はお茶・料理・和菓子に
🌸 つる:葛布(くずふ)に織って着物にしたり、葉は家畜の飼料に
🌸 味の特徴:花は甘く爽やか、葛粉はなめらかで上品な味
葛で食卓を彩る活用法
🌸 天ぷら・サラダ・お浸し・和え物のトッピング
🌸 和菓子(葛餅・葛切り・葛まんじゅう)に
🌸 花の砂糖漬け・酢漬け・シロップ・ジャム
🌸 花茶・葛湯
🌸 ドリンク・エディブルフラワー氷に
葛を暮らしに取り入れる楽しみ方
🌸 押し花・ドライにしてインテリアに
🌸 季節の室礼・リース・秋の節句飾りに
🌸 子どもの自由研究(葛粉づくりや観察)におすすめ
葛の保存方法と注意点
🌸 冷蔵保存:湿らせたペーパーで包み、密閉容器に入れて3日以内に使用
🌸 乾燥保存:花を陰干しして保存可能
⚠️ 注意:観賞用は食用に適さない場合があるため必ず「エディブルフラワー」を使用
まとめ
葛は、強い生命力とやさしい甘みが魅力のエディブルフラワー。
和菓子や料理として、季節の彩りと健康を運んでくれます。
子供の頃、風邪をひくと母が作ってくれた葛湯が大好きで、風邪をひいていなくても、冬にはおねだりして作ってもらったことを思い出します。
未だに、子供が風邪をひくと葛湯を作って、私も一緒にいただいてます💖
葛は古来より和菓子や薬膳に欠かせない存在。
生命力を象徴する花はサラダやお茶に、根は葛餅や葛湯にと、料理と健康の両面から暮らしに彩りを添えてくれるエディブルフラワーです🪻
見て・食べて・香って楽しむ、古来から親しまれる花の恵みを楽しんでみませんか?