一面に咲くベルガモット

ベルガモット・モナルダ(Bergamot/Bee Balm)❀エディブルフラワー

炎のような花姿と爽やかな香りが魅力のベルガモット✿
花と葉を暮らしに添えて、毎日に彩りと笑顔を🌼

「ベルガモット」と聞くと、アールグレイの香りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実は、紅茶の香り付けに使われるミカン科の柑橘と、花や葉を楽しむシソ科のハーブは、同じ名前で呼ばれる別の植物です。
この記事では、エディブルフラワーとして楽しめるハーブのベルガモット(モナルダ)について、特徴や花言葉、名前の由来、歴史、味わい、食卓や暮らしへの取り入れ方をご紹介します。

ベルガモット エディブルフラワーの基本情報は?

🌸 名前:ベルガモット(モナルダ)
🌸 学名:Monarda didyma L. など、Monarda属
🌸 科名・属名:シソ科・ヤグルマハッカ属(モナルダ属)
🌸 主な種類・呼び名 :Monarda didyma (タイマツバナ/松明花)、Monarda fistulosa (ヤグルマハッカ/矢車薄荷/ワイルドベルガモット )
🌸 別名:ビーバーム、Monarda didymaはオスウィーゴティーと呼ばれます
🌸 英名:Bee balm、Bergamot、Oswego tea
🌸 開花時期:6月~9月頃(地域・種類・品種により異なります)
🌸 原産地:北アメリカ

ベルガモットの特徴は?

🌸 花の色:赤、ピンク、紫、白など
🌸 花の形:小さな筒状の花が集まり、放射状に広がります
🌸 花径:花の集まり全体で5〜8cm前後が目安です(種類・品種により異なります)
🌸 花序:茎の先に小花が輪状に集まり、丸みのある華やかな花姿をつくります
🌸 葉の形:先のとがった卵形〜披針形で、縁にぎざぎざがあり、茎に向かい合って付きます
🌸 草丈:およそ30〜120cm。矮性品種や、さらに高く育つ種類もあります
🌸 香り:ミントやオレガノを思わせる爽やかさの中に、柑橘を連想させる芳香もあります

ピンク色の筒状の小花が集まって咲くベルガモット(モナルダ)

ベルガモットの花言葉は?

🌸 燃える思い(Burning passion):赤い花が松明の炎のように見えることから
🌸 安らぎ(Tranquility):爽やかな香りが穏やかな印象を与えることから
🌸 感受性豊か(Sensitivity):個性的な小花が集り、咲き進むにつれて豊かな表情を見せることから
🌸 一途な愛(Devoted Love):小花がひとつに集まって咲く姿が、ひとつの想いを大切にする心を思わせることから
🌸 やわらかな心(Tender heart):ふんわりと広がる花姿と爽やかな香りが、やさしい印象を与えることから

ベルガモットの名前の由来は?

🌸 「ベルガモット」という呼び名は、葉の香りがアールグレイに使われる柑橘のベルガモットオレンジに似ていることに由来するとされています
🌸 属名Monardaは、16世紀に北アメリカの植物を紹介したスペインの医師・植物学者ニコラス・モナルデス(Nicolás Monardes)にちなみます
🌸 Monarda didymaの和名「タイマツバナ」は、赤い花の姿を燃える松明に見立てた名前です
🌸 Monarda fistulosaの和名「ヤグルマハッカ」は、花序が矢車を思わせることと、葉にハッカに似た香りがあることにちなむとされています
🌸 「ビーバーム(Bee balm)」は、蜜を求めてハチが花に集まることにちなむ呼び名です
🌸 「オスウィーゴティー(Oswego tea)」は、北米先住民が葉をお茶に利用していたという歴史にちなむ呼び名です

ベルガモットの歴史・文化・風景との関わりは?

🌸 モナルダ属は北アメリカ原産で、北米先住民の暮らしの中で、お茶などに利用されてきた記録があります
🌸 Monarda didymaの葉を使った飲み物は「オスウィーゴティー」と呼ばれ、植物の文化的背景を伝える名前として現在も残っています
🌸 ヨーロッパでは観賞植物・香りのあるハーブとして栽培され、多くの園芸品種が生まれました
🌸 北海道大学学術成果コレクションHUSCAP掲載の研究によると、タイマツバナ (ベルガモット・モナルダ)は、1920年代後半(昭和初期)に観賞園芸用として日本へ導入された可能性が高いと考察 されています
🌸 現在は夏の花壇やハーブガーデンを彩り、ミツバチやチョウなどが訪れる花としても親しまれています

緑の葉の間にピンク色の花を咲かせるベルガモット(モナルダ)

ベルガモットの豆知識は?

🌸 アールグレイに使われる柑橘のベルガモット(Citrus × bergamia)と、ハーブのベルガモット(Monarda属)は、まったく別の植物です
🌸 赤いMonarda didymaはタイマツバナ、淡い紫〜ピンク色のMonarda fistulosaはワイルドベルガモットやヤグルマハッカと呼ばれます
🌸 花びらのように見える一つひとつが筒状の小花で、それらが集まって一つの華やかな花のように見えます
🌸 地下茎で広がる多年草で、冬に地上部が枯れても、環境が合えば春に再び芽吹きます

ベルガモットは食べられる?

ベルガモット(モナルダ)は、食用として栽培されたものに限り、花や葉を食べることができます。
花店や園芸店で販売されている観賞用のものは、食用を前提に栽培されていません。料理に使用するときは、必ず「食用」「エディブルフラワー」と表示されたものを選びましょう。

🌸 食べられる部位:食用として栽培された花・葉
🌸 味の特徴:花はほのかな甘みと爽やかさがあり、わずかにスパイシーな風味を感じることがあります
🌸 葉の特徴: 花より香りが強く、ミントやオレガノを思わせる風味があります

香りや味は、種類・品種・栽培環境によって異なります。料理には、必ず食用として栽培・販売されたものを使用しましょう。

ベルガモットで食卓を彩る活用法は?

🌸 花びらをサラダや冷菜のトッピングに
🌸 ちらし寿司、混ぜご飯、冷たい麺料理の彩りに
🌸 スイーツ、ゼリー、寒天、和菓子の飾りに
🌸 フラワーソルト、シロップ、砂糖漬けなどに
🌸 食用の花や葉をハーブティーに
🌸 フレーバーウォーター、炭酸水、エディブルフラワー氷に

ベルガモットを暮らしに取り入れる楽しみ方は?

🌸 切り花として花瓶に飾り、夏らしいインテリアやテーブルコーディネートに
🌸 ドライフラワー、リース、ポプリとして香りと花姿を楽しんで
🌸 鉢植えや庭植えで育て、花や香り、訪れるミツバチやチョウを観察して
🌸 子どもと花のつくりや昆虫との関わりを観察し、夏の自由研究に
🌸 育てる場合は、日当たりと風通しのよい場所を選び、うどんこ病を予防しましょう

緑の背景に白い花を咲かせるベルガモット(モナルダ)

ベルガモットの保存方法と注意点は?

 🌸 冷蔵保存:収穫後は乾燥を防いで冷蔵し、状態を確認しながら2~3日以内を目安に使い切りましょう
🌸 乾燥保存:花や葉を十分に乾燥させ、湿気を避けて密閉容器に入れて直射日光や高温多湿を避けて保存します

⚠️ 必ず食用として栽培・販売されたベルガモット(モナルダ)を使用してください
⚠️ 初めて食べる場合は少量から試し、体質に合わない場合は使用を控えましょう
⚠️ シソ科植物にアレルギーのある方は、摂取をお控えください

よくあるご質問

Q1.柑橘のベルガモットと、花のベルガモットは同じ植物ですか?

いいえ、別の植物です。アールグレイの香り付けに使われるベルガモットはミカン科の柑橘、花や葉を楽しむベルガモットはシソ科のモナルダ属です。

Q2.園芸店で購入したモナルダの花は食べられますか?

「食用」「エディブルフラワー」と確認できない苗や鉢花、切り花は食べないでください。

Q3.ベルガモットは生で食べられますか?

食用として栽培された花や若い葉は生でも楽しめます。やさしく洗って水気を切り、初めは少量から試しましょう。

まとめ

ベルガモットは、炎のように華やかな花姿と爽やかな香りで、料理や暮らしを彩るエディブルフラワー。
アールグレイに使われる柑橘とは別の植物ですが、食用として栽培された花や葉は、サラダやスイーツ、飲み物などに少量添えて楽しめます。
お花と香りで癒してくれるベルガモットは、子どもも私もお気に入りのお花です。
見て・食べて・香って楽しむ、ベルガモットの魅力を毎日の中に取り入れてみませんか?

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