カタバミの黄色い花

カタバミ(Creeping Woodsorrel)❀エディブルフラワー

ハーブやレモンのような酸味が魅力のカタバミ✿
身近な色とりどりの可憐の野草を暮らしに添えて楽しむ、毎日に彩りと笑顔を🌼

基本情報

🌸 名前:カタバミ(片喰)
🌸 学名:Oxalis corniculata
🌸 科名・属名:カタバミ科・カタバミ属
🌸 別名:酢漿草(スショウソウ/サクショウソウ)、オキザリス、小ばみ(コバミ)、銭磨草(ゼニミガキソウ)、太陽草(タイヨウソウ)、傍食(カガミグサ)、モンカタバミ、ネコアシなど
🌸 英名:Creeping Woodsorrel、Creeping Oxalis
🌸 開花時期:4月〜10月
🌸 原産地:東アジア(日本・中国など)、熱帯や亜熱帯地域、ユーラシア大陸

カタバミの特徴

🌸 花の色:黄色、ピンク、紫、白など鮮やか
🌸 花の形:花びら5枚、小花
🌸 花径:1cm前後
🌸 花序:地面近くに単独でぽつぽつ点在して咲く(朝に咲き夕方に閉じ、光の弱い雨天や曇りの日は閉じます)
🌸 葉の形:ハート形が3枚集まった三つ葉(昼に開き夜間に閉じる就眠運動あり)
🌸 草丈:10〜30cmほど
🌸 香り:香りはほとんどありません

カタバミの花言葉

🌸 喜び(Joy)
🌸 輝く心(Shining heart)
🌸 母の優しさ(Maternal Tenderness)
🌸 あなたと共に(With you)

カタバミの由来・伝承など

🌸 「カタバミ」の名前は、葉が夜に閉じると片方噛まれたような形に見えることに由来
🌸 花言葉の由来:
 🌻 喜び:キリストの復活祭(イースター)の時期に咲くため
 🌻 輝く心:カタバミの葉や茎のシュウ酸を金属製の鏡や祭器を磨くのに使用したため
 🌻 母の優しさ:聖母マリアのキリストへの優しさ
 🌻 あなたと共に:共存を望んでいるように繁殖する様子
🌸 別名の由来:『日本方言大辞典』より180種類以上あり
 🌻 酢漿草(スショウソウ/サクショウソウ)、スイモノグサ、スグサ:シュウ酸を含み、酢のような酸味
 🌻 オキザリス:属名で園芸で広く使われているため
 🌻 小ばみ(コバミ):小さくて可憐な花姿
 🌻 銭磨草(ゼニミガキソウ):銭や鏡を磨く際にカタバミの葉の酸味を使用したため
 🌻 太陽草(タイヨウソウ):太陽の下で花開き、夜に閉じるため
 🌻 傍食・鏡草(カガミグサ):酸性の葉で鏡を磨くため
 🌻 モンカタバミ:葉が4つ葉になり、斑紋が入っているため
 🌻 ネコアシ:葉の形が猫の足に似ているため
🌸 学名の「Oxalis」はギリシャ語で酸っぱいという意味に由来
🌸 武家の家紋としても用いられ、「子孫繁栄」「繁栄」「不屈」「再生」の象徴とされる

カタバミのピンクの花

カタバミの歴史・文化・風景との関わり

🌸 平安時代の文献(清少納言の枕草子)にも登場し、薬草・野草としての利用歴あり
🌸 江戸時代には「銭磨草」として、銅貨を磨くのに使われました
🌸 江戸時代には根が根絶しないということからカタバミの葉をかたどった家紋の片喰紋(カタバミモン)が五大家紋の一つになり、武士の家紋に広く使用されました
🌸 葉がクローバーに似ていて、強い生命力がある草花の雑草として知られています

カタバミの味と食べられる部位

🌸 食べられる部位:花、葉、茎
🌸 味の特徴:レモンのような爽やかな酸味

カタバミで食卓を彩る活用法

🌸 サラダ・漬物・冷菜のトッピング
🌸 おひたし・和え物などのお料理に
🌸 スイーツや和菓子の飾り
🌸 フラワーソルト・塩漬け・砂糖漬け・シロップに
🌸 ハーブティー・フレーバーウォーターに
🌸 エディブルフラワー氷やドリンクに

カタバミを暮らしに取り入れる楽しみ方

🌸 切り花・ドライフラワー・押し花としてインテリアや手作り小物に
🌸 子どもとの観察・自由研究にもおすすめ

カタバミの保存方法と注意点

🌸 冷蔵保存:湿らせたキッチンペーパーに包んで密閉容器で冷蔵保存(約3日以内に使用推奨)
🌸 乾燥保存:陰干し → 密閉容器で冷暗所に保存
⚠️ 必ず無農薬・エディブルフラワー表示のものを使用すること
⚠️ シュウ酸が多く含まれるため、摂りすぎに注意(1日数枚程度)
⚠️ 妊娠中・腎臓疾患のある方は摂取を控えましょう

まとめ

葉がクローバーに似ていて、カラフルで可憐な花姿のカタバミ🌷
お散歩中に道端で遭遇して、娘と一緒に四葉のクローバーを探したことがありますが、お花を見て違う植物だと気づいたのが、小さくて黄色やピンクで可愛いカタバミとの出会い🌻
小さくて可愛らしい見た目とレモンのような酸味が特徴のエディブルフラワー🌸
見て・食べて・感じて楽しむ、お花のある毎日で笑顔の花を咲かせてみませんか?