「花壇の女王」と呼ばれ、色とりどりで可憐な姿が魅力のペチュニア✿
毎日の暮らしに華やかな彩りとやさしさを添える、夏の人気エディブルフラワー
基本情報
名前:ペチュニア
学名:Petunia x hybrida
科名・属名:ナス科・ペチュニア属
和名:衝羽根朝顔(ツクバネアサガオ)
英名:Petunia
開花時期:4月〜11月
原産地:南アメリカ(ブラジル・アルゼンチン)
ペチュニアの特徴
花の色:赤、ピンク、白、紫、青、黄など多彩
花の形:漏斗状(ラッパ型)で、一重や八重咲きも
花径:3〜10cm前後
花序:枝の先に一輪ずつ咲く
葉の形:細かい毛があり、初期は丸みを帯びた楕円形、細長い形。
草丈:15〜50cmほど
香り:ほとんど香らない(品種により甘い香り)
ペチュニアの花言葉
心のやすらぎ(Peace of Mind)
あなたと一緒なら心が和らぐ(I feel at ease with you)
ペチュニアの由来・伝承など
ペチュニアの名前は、グアラニー語でタバコを意味する「Petum」に由来。
花の形がナス科タバコ属の花に似ていることから由来しています。
開花時期が長いことから、一緒に長く過ごせる安心感から「あなたと一緒なら心が和らぐ」、ふんわりした花姿から「心のやすらぎ」という花言葉がつきました
アサガオの花にペチュニアの花が似ていることから、和名で衝羽根朝顔(ツクバネアサガオ)と呼ばれています。
正式な学名「Petunia x hybrida」は、アルゼンチンの種とブラジルの種を配合したため、雑種・交配種という意味の「hybrida」がつけられました。

ペチュニアの歴史・文化・風景との関わり
1767年に南米で発見された野生種から品種改良が進む。
19世紀のフランスで八重咲きのペチュニアが登場し、園芸界で注目されましたが、挿し木栽培が中心で広くは普及しませんでした
日本には江戸時代に伝来しましたが、、欧米でペチュニアの品種改良が進み、日本の気候では栽培が難しかったそうです。明治時代以降に伝わり、夏の花壇の定番に
「花壇の女王」と呼ばれるペチュニアは、育てやすく長い間花を咲かせてくれ、色とりどりの花で見る人を楽しませてくれます。
ペチュニアの味と食べられる部位
食べられる部位:花びら
味の特徴:料理やスイーツに合わせやすい優しい味
食卓を彩る活用法
サラダ・カルパッチョ・冷菜のトッピング
お料理の彩りに
焼き菓子・和菓子・ゼリーなどのスイーツの飾りに
フラワーティーやハーブティーに
エディブルフラワー氷やドリンクに
特別な日を彩るテーブルコーディネートに
暮らしに取り入れる楽しみ方
鉢植えやハンギングで玄関やベランダに
花壇・寄せ植えに
押し花やドライにして雑貨に
子どもと一緒に育てて観察や自由研究に
保存方法と注意点
冷蔵保存:湿らせたキッチンペーパーに包み、密閉容器で冷蔵(2〜3日以内)
乾燥保存:陰干し → 密閉容器で冷暗所保存
市販の観賞用は農薬が使われている可能性があるため、必ず食用・無農薬のものを選びましょう。
一般的に、雨に濡れると花がしおれたり、病気になることがあるため、雨と水をあげる時には花にかからないようにお気を付けください(雨に強い品種もあります)。
ナス科植物のため、犬や猫などペットには注意が必要です。
まとめ
「花壇の女王」と呼ばれるペチュニアは、長い間色とりどりの花を咲かせて楽しませてくれます