日陰にも咲く気品ある美しさが魅力のシャガ✿暮らしに添えて楽しむ、毎日に彩りと笑顔を
基本情報
名前:シャガ
学名:Iris japonica
科名・属名:アヤメ科・アヤメ属
別名:著莪(シャガ)、射干(シャガ)、蛇牙(ジャガ)、胡蝶花
英名:Fringed Iris、Japanese Iris、Crested Iris
開花時期:4月〜5月
原産地:中国(史前帰化植物として日本に伝来)
シャガの特徴
花の色:白を基調に、薄紫や黄色の斑点が入る
花の形:花びら6枚、外花被片に細かな切れ込みがあり、内花被片は先端が二つに分かれる
花径:4〜5cm前後
花序:単生(茎の先に1輪ずつ咲く)茎の先に5~10個程度のお花をつける総状花序
葉の形:剣形で光沢があり、2列に並ぶ
草丈:30〜70cmほど
香り:特に強い香りはない
シャガの花言葉
決心(Determination)
友人が多い(Many Friends)
私を認めて(Recognize Me)
反抗(Rebellion)
抵抗(Resistance)
シャガの由来・伝承など
「射干」は中国語「she gan」に由来し、日本語で「著莪」と書かれるようになったといわれています。
別名「胡蝶花」は、蝶が舞うような花姿に由来するとされています。
種子を作らず地下茎で広がる性質から「友人が多い」、そのような独特の生態を選ぶ決断をしたことから「決心」、日陰で咲くことから「私を認めて」という花言葉が生まれたといわれています。

シャガの歴史・文化・風景との関わり
日本の文献に初めて登場するのは室町時代になります。
有史以前に日本に渡来したという説、室町時代に渡来し帰化したという説があります。
茶庭や神社仏閣の庭、山道の縁など、静けさのある風景によく用いられています。
シャガの味と食べられる部位
食べられる部位:花びら(観賞用栽培のものは避ける)
味の特徴:味や香りは控えめで、彩りとして使われます(わずかに青臭さあり)
シャガで食卓を彩る活用法
サラダや冷菜のトッピング
スイーツや和菓子の飾り
ハーブティー・フレーバーウォーター・カクテル
エディブルフラワー氷やドリンクに
お祝いごとの演出に
シャガを暮らしに取り入れる楽しみ方
花冠・ドライフラワー・押し花としてインテリアや手作り小物に
季節の室礼や節句飾りに
子どもとの観察・自由研究にもおすすめ
シャガの保存方法と注意点
冷蔵保存:湿らせたキッチンペーパーに包み、密閉容器で冷蔵保存(約3日以内に使用推奨)
乾燥保存:陰干し → 密閉容器で冷暗所に保存
注意:必ずエディブルフラワー・食用花を使用し、初めては少量からお試しください
まとめ
清楚で優美な姿と控えめな香りのシャガは、料理や暮らしにさりげない彩りを添えるエディブルフラワー
見て・食べて・癒される花の魅力を日々の中で楽しんでみませんか?