春の野や道端に咲くたんぽぽ✿
その素朴で力強く可愛らしい魅力を暮らしにプラスして、毎日に彩りと笑顔を🌼
基本情報
🌸 名前:たんぽぽ(蒲公英)
🌸 学名:Taraxacum officinale
🌸 科名・属名:キク科・タンポポ属
🌸 別名:鼓草(つづみぐさ)
🌸 英名:Dandelion
🌸 開花時期:3月~10月(日本たんぽぽは、3月〜5月)
🌸 原産地:ヨーロッパ(現在は世界各地に分布)
たんぽぽの特徴
🌸 花の色:明るい黄色(一般的には黄色ですが、白・ピンクも存在します)
🌸 花の形:小さな舌のような花びらが集まって一つの花頭(かとう)を形成し、1つの花頭に100~200個の花が集まってできています
🌸 花径:花びら5枚で1.5~3㎝後、花頭(集合花)2〜5cm前後
🌸 花序:単花(地面から花茎を伸ばして1輪ずつ咲く)
🌸 葉の形:深く切れ込みのあるロゼット状
🌸 草丈:10〜30cmほど
🌸 香り:やさしい草の香り
たんぽぽの花言葉
🌸 愛の神託(Oracle of Love)
🌸 真心の愛(True Love)
🌸 幸せ(Happiness)
🌸 神託(Oracle)
たんぽぽの由来・伝承など
🌸 名前の由来は諸説あり、「鼓(つづみ)に似ている」説や「田んぼのあぜ道に生えているため『田菜』と呼ばれたが『たん』に変化し、綿毛がほほけるの『ほほ』が『ぽぽ』に変化して結びついた」説、綿毛が「たんぽ(綿を丸めたもの)」に似ているという説があります
🌸 漢字の「蒲公英」は、開花前のたんぽぽを摘んで乾燥させた中国伝来の生薬名に由来します。
🌸 「ライオンの歯」という意味を持つ英語名の「ダンデライオン」は、ライオンの荒々しい歯並びをのこぎりのようなギザギザの葉の形に例えたとされています
🌸 西洋では、綿毛を一息で吹き飛ばすと願いが叶うという言い伝えもあります。

たんぽぽの歴史・文化・風景との関わり
🌸 江戸時代以前からたんぽぽの全草を薬用(漢方薬)・食用として利用されてきました。
🌸 明治時代までは野菜として一般的に食べられていました。
🌸 明治時代に、札幌農学校(現北海道大学)で食用の試験栽培のためにアメリカから持ち込まれ、西洋たんぽぽが日本たんぽぽを追いやり各地に広がりました
🌸 春の季語として俳句・短歌にも詠まれ、旅立ちや希望の象徴として親しまれています
🌸 西洋たんぽぽのガクは反り返っているが、日本たんぽぽは反り返っていない点が区別するポイント
たんぽぽの味と食べられる部位
🌸 食べられる部位:花、若葉、茎、根
🌸 味の特徴:わずかな苦味と甘みがあり、さっぱりとした味わい
たんぽぽで食卓を彩る活用法
🌸 サラダや冷菜のトッピング
🌸 天ぷら・揚げ物・炒め・おひたし・煮物などのお料理に
🌸 スイーツや和菓子の飾り
🌸 フラワーソルト・シロップに
🌸 ハーブティー・フレーバーウォーターに
🌸 エディブルフラワー氷やドリンクに
たんぽぽを暮らしに取り入れる楽しみ方
🌸 花冠・ドライフラワー・押し花としてインテリアや手作り小物に
🌸 子どもとの観察・自由研究にもおすすめ
たんぽぽの保存方法と注意点
🌸 冷蔵保存:湿らせたキッチンペーパーに包んで密閉容器で冷蔵保存(約3日以内に使用推奨)
🌸 乾燥保存:陰干し → 密閉容器で冷暗所に保存
⚠️ 注意:必ずエディブルフラワー・食用花を使用し、初めてのご使用は少量から。キク科アレルギーの方、胆道・胆のうに疾患のある方は控えてください。
まとめ
道端でふと目にしたり、野に咲く素朴で明るく元気な気分にしてくれる花として親しまれるたんぽぽ🌼
食卓にも彩りとやさしさを運ぶエディブルフラワー🌻
見て・食べて・香って癒される、そんなたんぽぽの魅力を暮らしに取り入れてみませんか?